経験・才能・知識 『ゼロ』からのスタート
2009年夏、突如思い立って、経験ゼロのまま地元の人体デッサン会に行ってみたものの、ほぼ何も描けずに2時間が終了しました。
「どうにかして人間を描けるようになりたい…」と人体デッサン練習の場を探し、名古屋ROJUEの人体解剖学講座「筋肉と骨」に参加したのが全ての始まりでした。
私はもう若くもなく、絵のセンスがあるとも言い難いので、上達のスピードは遅いのですが、渡邊先生が見限らずに繰り返し教えてくださるので、最初の「デッサンは苦行」状態から「面白いかも」という心境へと、少しづつ変化していきました。
そんな次第で、今までは何をやっても2年以上続いたことはありませんでしたが、デッサンは名古屋ROJUEのお蔭で4年目になりました。
素人でも分け隔てなく教えてくださる先生のお蔭だと思います。
身近にこのような貴重な場があることに感謝しつつ、さらに上達を目指して頑張りたいと思います。
Y.T. (三重県・女性)
2013/11
デッサンが気になった時が「名古屋ROJUE」の始め時
何度かグループ展に出展していた私でしたが、憧れのプロの画家からデッサンの拙さを酷評されたのが、名古屋ROJUEに参加したきっかけでした。
それまで面倒と感じ、また勝手に解釈していたデッサンですが、名古屋ROJUEに辿り着いてみて、デッサンを基礎から学ぶことは全く別次元の目を開かせてくれるものだと知りました。
名古屋ROJUEに参加してからは、ただ好きに絵を描いていた頃と違い、誰が見ても内容が理解できる、説得力ある絵を描けるようになりたいと、自分に期待するようになりました。
見えた部分部分を描くのではなく、空間を構造的に描ける目と表現力を養いたいと願い、ひとつの対象を何百分と見つめ続ける体験は、他では得難いものです。
本物のデッサンを教えてくれる名古屋ROJUEに出会えた私は、ラッキーだと思います。
渡邊先生が言われる「描くというより、彫刻を作りこむような」表現を心がけ、私の作品と言えるものを作れるようになることを目指します。
M.H.(40代 男性)
2013/11
人体デッサンを真剣に学ぶ面白さ
仕事以外での楽しみや、何か夢中になれる趣味を見つけたいと思っていたときに、名古屋ROJUEに出会いました。
デッサンを学び始めるには遅すぎる年齢でしたので、大きな不安はありましたが、真剣に取り組めば自分なりに上達していけるという実感が持てました。
名古屋ROJUEは、子どもの頃に絵を描くのが好きだった自分を思い出させてくれた、大切な場所です。
これからも少しずつ成長していけたらと思っています。
Y.O.(名古屋市・女性)
2013/11
デッサンはすべての創造の原点。長時間デッサンの追及で「日展」初入選!
私は6年前のあるグループ展への出展をきっかけに、本格的な絵画制作をはじめました。
そこで、基礎から勉強したいと考えていたとき、本格的に指導していただける名古屋ROJUEに出会いました。
毎月1回開催される定例会での渡辺先生の指導と、その間に行う指導なしのannexデッサン会に繰り返し参加する中で学んだことは、目に見える表面の描写だけでは3次元(実体)を2次元(紙の上)に表現することはできないということ。
その結果、立体を意識し裏の形も意識した描写や、触覚的描写を心掛けるようになりました。
最近では、パステルで色を付けはじめ、表現する力も学びつつあります。
私は、人体デッサンから学べるものには、以下のようなものがあると思っています。(先生から教わったことに自分の解釈も含めて)
(1) 見る力(物を先入観にとらわれず正しく形を見る力、微妙な明暗、色の変化を見る力)
(2) 感じる力(見た目だけでなく立体を感じる、裏の形を感じる、触感を感じる、材質を感じる、人物ならその人柄まで感じる力)
(3) 表現する力(作品を見た人に自分の感じた感動を伝える力、見た通りに描いても感動は伝わらない)
すなわち、人体デッサンはすべての創造の原点だと思っています。風景画にも生かせる技術が学べます。
実際、人体デッサンが上達するにつれて、自分の風景画の作品もどんどん進化するのを実感してきました。
4年前からは様々な公募展にも出し始め、最近ではいくつか賞もいただけるようになり、今年は遂に「日展」に初入選できました。
これも、名古屋ROJUEが提供する長時間デッサンの場で、対象をとことん追及して描くことを地道に重ねてきた結果だと思っています。
これからも、名古屋ROJUEの長時間デッサンで、さらに感じる力、表現する力を磨いていきたいと思っていてます。
T.M.(50代 男性)
2013/11